サーモバリアの可能性

活用事例 https://www.e-lifetech.com/ ライフテック社

この記事はライフテック社のホームページより転載させていただいています 
https://www.e-lifetech.com/wbsj/

営巣環境の悪化の為に絶滅に向かうカンムリウミスズメ

国指定天然記念物の「カンムリウミスズメ」。
絶滅危惧種Ⅱ類(VU)/
環境省・IUCNに指定されている。

日本野鳥の会は、絶滅の危機に瀕しているカンムリウミスズメの保護活動を2009年から伊豆諸島を中心に開始しました。2010年からは静岡県の神子元島に人工巣を設置し始めました。当時、カンムリウミスズメの人工巣での繁殖は成功事例がありませんでした。

巣から海に向かうカンムリウミスズメの巣立ちビナ

カンムリウミスズメは岩の隙間や草の根元のくぼみに巣を作ります。そこで、コンクリート製のU字溝に土をかぶせて隙間を作り、人工巣を試作しました。試行錯誤の末、2016年にU字溝製人工巣で初めて繁殖に成功しました。しかし、U字溝製人工巣は重く、運搬が大変で、カンムリウミスズメの利用数も増やせませんでした。

サーモバリアが使われた人工巣

その後、プラスチック製コンテナボックスによる人工巣の軽量化と定型化に取り組みました。設置すると、直射日光が当たる場所では巣箱の中が高温になることが分かり、温度を下げる必要がありました。

そこで、断熱素材や遮熱素材を試し、巣箱のサイズや重さに影響を与えずに温度を効果的に下げることができるサーモバリアを採用しました。

コンテナボックス型人工巣の内側に
サーモバリアを貼りつけて遮熱

改良開始から3年目の2019年に、コンテナボックス型人工巣での繁殖に初めて成功しました。このシンプルで軽量なコンテナボックス型人工巣の成功により、福岡県の烏帽子島にも人工巣を設置し、カンムリウミスズメの調査・研究を進めています。

今後は、巣箱の活用を広げるとともに、主な生息場所である海の環境保全に取り組み、個体数回復の一助となる活動を続けていく予定です。

採用されたサーモバリアスリムについて


厚さ0.2mmのシートタイプ。
断熱層を必要としない部位の施工に最適。
壁の外側、内側に使用でき、ベーパーバリアと兼用して使用することも
可能です。

サーモバリアロゴ

熱対策に特化した製品「サーモバリア」により、エネルギーの削減及び効率化、排出熱の削減、
省エネ性の向上などに活用することで、低炭素化を推進する企業様のカーボンニュートラルの取り組みを支援します。

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